近年、建築塗装の需要が大幅に減り、低迷を続ける塗装業界の職人にスポットを当て、職人とアーティストでつくり上げるアートを通じて、日本の職人のクールさや技術を知ってもらうと共に志高い職人に向け、パフォーマンス性やアート要素を取り入れた技術指導も行っています。

Act:1 京橋アートプロジェクト

東京京橋の再開発ビル仮囲いに60mの巨大壁画を制作した。3日間という限られた日数の中、
各地からペインターとアーティストが集結し『街と森』をテーマに街で働く人々や、遊ぶ子供達の絵を薄いグリーンから徐々に濃いグリーンヘとグラデーションで描き、森の木漏れ日を表現した。2015年夏に制作されたこの壁画は2016年秋まで京橋の街を彩り続けた。
(2015年8月） 協力：カラーワークス

Act:2 渋谷区役所アートプロジェクト

取り壊しの決まった旧渋谷区役所をキャンバスに、現役塗装職人のみで挑んだ巨大企画。
約100mある区役所正面ガラスに内側から塗装し『COLORS』の文字を描き出した。およそ18分間で浮かび上がった6色で塗り分けられたこの文字には、それぞれのカラー（個性）を尊重し、人種やハンデを超えた支え合いの世の中をつくるという強いメッセージが込められた。 (2015年11月） 協力：渋谷区、カラーワークス

Act:3 ダイコクヤ壁画プロジェクト

仙台市中心部にある老舗ユニフォーム会社ダイコクヤのビルに巨大壁画を制作。全国から集まったペインター、アーティスト総勢20名がお揃いのオリジナルウェアを着ながら、心も一つにし作品制作に挑んだ。ステンシルという技術を用い図面通りに何度も色を塗り分けていく事でリアルなだまし絵が3日間で出現した。
(2016年11月） 協力：ダイコクヤ、スガイ塗料株式会社