モダン仏画とは…。

2019年頃お客様より観音様をテーマにした作品依頼をいただき、仏画に関する知識や日本画の技術を学ぶため、写仏や座禅を体験しました。その写仏に伺ったのが東京都練馬区にある観蔵院というお寺でした。観蔵院には曼荼羅美術館が併設されており、日本画家の染川英輔氏により18年の歳月をかけ描かれた曼荼羅が展示されています。その作品を見た瞬間息をのむほどの美しさと、一筆一筆丁寧に描かれたその荘厳さに深い敬意を感じました。その後染川先生に師事し日本画の伝統的な技術や思想、作品への取り組み方を数多く学ばせていただきました。そして自身のスタイルで描き始めた仏画を『モダン仏画』と呼称しています。1200年前に弘法大師空海が日本に伝えたとされる仏画や曼荼羅の芸術的な美しさ、神秘性を新しい技法を用い、またライブで表現することで国内外問わず多くの方々に伝えていきたいと願っています。

観蔵院ホームページ