PROJECTプロジェクト
Arts in Educationアーツインエデュケーション
Arts In Education(AIE) アーツ イン エデュケーションとは…?
アートを教育に実践的に取り入れる事で感性を磨き、心を豊かにする新しい教育方法としてArts In Education(AIE) アーツインエデュケーションという取り組みが、欧米諸国いまやアジア諸国でも広まりつつあります。現役のアーティストや経営者の経験とアイディアを元にカリキュラムを構築し個性を育むことを目的とし従来の芸術教育にとらわれず自由なコンテンツが世界各地で大きな成果を上げています。子供達の人格形成に及ぼすアート体験の存在価値が見直され、教室のみならず地域ぐるみで活動する事で、社会全体をより良くして行こうという活動が盛んになっています。LIVE PAINT act.では様々なアートプロジェクトを通じて、楽しみの中に『気づき』を生む活動を各地で展開しております。
感性って何?
よく耳にする『感性を育てる』の感性って何でしょうか。逆に『感性がない人』というのは、理屈が先行して実際には経験せず、人に考えを伝えることが苦手なゆえ誤解されてしまう人。つまり『感性が豊かな人』とは容姿や趣味などの美的センスだけではなく、仕事の仕方や人との接し方、まさに生きるセンスを兼ね備えた人の事ではないでしょうか。『感性が豊かな人』はいろんな角度から物事を見ることができ、困難に陥った際でもより輝いて見えることがあります。感性とは人生を楽しく生きるためにとても大切なモノだと言えるのです。
日本と海外の感性の違い…
欧米諸国では物をクリエイトする人のことをアジア諸国に比べて尊重する傾向を感じます。実体験としてアメリカの路上で壁画を描いているとそこを通る人々の大半が声をかけてきて写真を一緒に撮っていきます。国民性の違いもあると思いますが、それはアートに対する歴史的背景の違いから来ていると考えられます。欧米では60年代に起こったポップアートの革命以前は貴族が独占していました。一方、日本ではアートは文化に根付き庶民の娯楽として育ってた節があります。真逆の位置からスタートしたそれぞれの文化が今まさに逆転しようとしています。言い換えれば、日本は感性に満ち溢れた国であり、自国を改めて見つめ直すことで潜在的に持っている感性を目覚めさせる事ができるということです。感性は英語でSensibity〈センシビリティー〉ですが日本でいう感性と少しニュアンスが違う事から、学会ではKansei〈カンセイ〉という表現で学会などで用いられているそうです。
感性ってどうやって磨くの?
勉強やスポーツから継続力や団結力の大切さ、目標を達成した後の成功体験など多くのものを得ることができます。しかし優劣のある順位や点数からでしか評価を感じることが出来にくいのも現状です。アーツインエデュケーションの目的は違うところにあります。それぞれの持ち味に気づき個性を尊重してあげることを第一とします。しかしそこには、単なるストレス発散のような何をやっても良いというモノではなく、きちんとした成功への道しるべを作ってあげることが大切です。LIVE PAINT act.では主にペイントアートを通じて子供達の直感力や表現力の育成に力を注いでおり、目的や子供達のスキルに合わせて様々なコンテンツを用意しております。
プロジェクトを通じて感じて欲しいこと
アーティスト さとうたけしが、PARISの友人宅のホームパーティーで招待客を紹介された際、日本から来たアーティストだと自己紹介をしたところ、そこにいたほぼ全員が自分もアーティストだと回答した。さとうの友人もフォトグラファーなので違和感はなかったらしいが、一人にどんなアートをやっているの?と尋ねたところ、フラワーショップの店員だと答え、一瞬、アーティストじゃないじゃん…と一瞬思ったのだが彼女の接客スタイルは、お客に単純に花を選ばせるのでは無く、イメージを聞きながらストーリーを考え、作品として商品を提供するのだと聞き、まさにアーティストだと思ったそうだ。どんな仕事でも、勉強でも、割り振られた作業を単にこなすと考えるか、大きな社会貢献を担っていると考えるかで、その人の発言や行動、未来までもが変わってきます。
『 君もアーティスト…。』このプロジェクトを通じて、作品を作り上げたいという自信と誇りをもって素敵な大人として充実した人生を送って欲しいと心より願っています。